こんにちはNaokiです。
今回は『ウイスキー銘柄図鑑「サントリーウイスキーWHITE/RED」編』というテーマでお話していこうと思います。
今回はサントリーウイスキーの『WHITE』と『RED』の2つの銘柄を同時に紹介する記事になります!
- 2銘柄の詳細スペック比較
- 兄弟と言われるワケ、実は3兄弟だった!?
- 飲んだ人の声は?&2つのウイスキー飲み比べ
この記事を読めば、サントリーウイスキーの元祖である『WHITE』とその弟分『RED』の事がまるわかり!!
兄弟なのにしっかりと違う。それぞれの時代を背景に、進化してきた2つのクラシックウイスキー。
今夜は、そんな“ちょっと昔の物語”を感じながら、味わってみては??
どちらも気軽に購入できる価格帯のウイスキー。
この記事を読んだ後で、ぜひ手に取ってみてください!!
『WHITE』vs『RED』詳細スペック比較
🥃まずは2つの銘柄の違いを見ていきましょう!!
項目 | WHITE | RED |
---|---|---|
製造元 | サントリーホールディングス | サントリーホールディングス |
発売年/ルーツ | 1929年発売「白札」がルーツ その後改良が重ねられ、戦後「WHITE」に改称 | 1930年発売「赤札」がルーツ 一時中止されたが、1964年に「RED」として復活 |
分類 | ブレンデットウイスキー | ブレンデッドウイスキー |
アルコール度数 | 40% | 39% |
容量のバリエーション | 640㎖/1920㎖/2700㎖/4000㎖ | 180㎖/640㎖/1920㎖/2700㎖/4000㎖ |
メーカー小売価格 | 640㎖:1,410円 4 ℓ:7,400円 | 640㎖:970円 4 ℓ:5,070円 |
原材料 | モルト,グレーン | モルト,グレーン |
熟成年数 | ノンエイジ | ノンエイジ |
特徴 | ・甘くまろやか ・クセが少なく飲みやすい | ・ライトな飲み口 ・穀物由来の優しい甘み |
主な販売チャネル | コンビニ、スーパー、ドラッグストア、酒屋、ECサイト等 | コンビニ、スーパー、ドラッグストア、酒屋、ECサイト等 |
公式サイト | サントリーウイスキーWHITE 製品紹介 | サントリーウイスキーRED製品紹介 |
✅ 補足ポイント
- 製造元:どちらもサントリーホールディングスが一括して製造・販売。
- 歴史:日本初の国産ウイスキー「白札」に端を発し、その弟分として「赤札」が後追い発売→「白札」は改良され戦後に「WHITE」に。「赤札」も一旦消えるも再設計後1964年に「RED」として定番化。
- 原材料・種類:どちらも「ワールドブレンデッド」として、海外原酒も一部使用。
- 容量・価格:WHITEに比べ、REDはより低価格で容量のバリエーションも豊富。
- 味わい傾向:WHITEは「まろやかな甘さ」、REDは「スッキリ飲みやすい」
「WHITE」と「RED」が兄弟と言われるワケ
ジャパニーズウイスキーの元祖「サントリー」が生み出した赤と白の2つのウイスキー🥃
その関係性を探るために少し歴史を覗いてみましょう!
サントリーの歴史とジャパニーズウイスキーの夜明け🥃
年代 | 動き | 備考 |
---|---|---|
1929年 | サントリーウヰスキー発売 白いラベルから通称「白札」と呼ばれる | 国産初の本格ウイスキー 当時の商品はスモーキーさが強く、大衆受けせず売れ行きも芳しくなかったとのこと |
1930年 | サントリーウヰスキーRed発売 赤いラベルから通称「赤札」と呼ばれる | 「白札」の後継・派生商品、つまり弟分的な位置づけで売り出される |
1937年~1950年 | 「サントリーウイスキー角瓶」 「トリスウイスキー」 「サントリーウイスキーオールド」 順次発売 | 現在もなお愛され続ける、サントリーウイスキーの 代表的な銘柄が、続々と世に出てきた時代 |
不明 (戦時中?) | 「黒札」の試作・少数流通との記録 | 戦時中の酒税・物資統制、終戦直後の原料不足などで 姿を消したと考えられている |
戦後 | 「白札」からサントリーウイスキーWHITEに改名再販 | より日本人の嗜好に合う味わいに改良されリニューアル |
1964年 | 「赤札」からサントリーウイスキーREDに改名再販 | 「WHITE」より低価格な「RED」は、戦後日本の大衆的な食中酒として改良が重ねられた |
~現在 | その後も 「サントリーウイスキースペシャルリザーブ」 「山崎」「響」「白州」「知多」 など多数の銘柄が発売されていく | 今回は「WHITE」「RED」を中心にまとめたので この期間の歴史は割愛しますが、 サントリーは約100年前から現在に至るまで、日本人に愛されるウイスキーを製造・販売し続けています |
創業者「鳥井信治郎」の色分けブランディング手法

鳥井信治郎は「白札」「赤札」「黒札」といった色でランク付けするマーケティング戦略を用いており、
白札は“スタンダード”、赤札は“お手頃”、黒札は“高級志向”のように差別化されていたとされる。
現代の「◯◯ラベル(例:ジョニーウォーカーなど)」の先駆け的なアイデアだとされる。
✅実は3兄弟だった!?末っ子、幻の「黒札」とは?
後にWHITE、REDに変わる、戦前に販売された「白札」「赤札」。
彼ら兄弟には、どうやら「黒札」と呼ばれる、謎多き弟分が存在していたようです。
試作販売され、少数のみ流通したとの情報が出てきましたが、とにかく情報が少なく写真すら出てこない幻の存在となっています。
ですが、鳥井信治郎のマーケティング手法からして、「黒札」が実在していたとしても不思議ではないですよね。
戦時中ということで、お酒に対する税金や物資不足、原料不足により姿を消したとされる「黒札」。
どんな味わいだったのか知る術はありませんが、その存在に思いを馳せながら、現代の「WHITE」「RED」で静かな夜を彩ってみてはいかがでしょうか🥃
2つの銘柄レビューまとめ!!
『WHITE』と『RED』、2つの銘柄に対しての声はどんなものがあるのでしょうか。
- Amazonや楽天市場などのECサイトのレビュー
- XやInstagramなどのSNSでの投稿
- その他webサイトでの評価まとめ
こういったところで見られる実際に飲んだ人のリアルな声をまとめてみました。
🌶️ 辛口レビュー(低評価)
🥃『サントリーウイスキーWHITE』
❌ 「味わいや深みの物足りなさ」
- 味がやや薄く、ウイスキーらしさに深みがなく物足りない
- 余韻が短く、深みもない。そのうえ少し苦味や酸味が残る印象も
❌「アルコール刺激」
- ストレートでは喉にピリピリ…アルコール感が強く飲みにくいことも
🥃『サントリーウイスキーRED』
❌「香りや味わいが薄い」
- 香りも味わいも薄く、余韻も短くすっきりし過ぎている
- クセが無いといえば聞こえは良いが、逆に言うとウイスキーとしての複雑さがない
❌「アルコール刺激」
- ストレートで飲むとアルコール感が喉に刺さる
🧁 甘口レビュー(高評価)
🥃『サントリーウイスキーWHITE』
✅ 「甘くまろやかな味わい」
- フルーティで軽やかな香り。味わいも甘さを感じるので初心者にも◎
- 水割りやお湯割りでアルコール感を抑えると、甘さとまろやかさが際立ちおいしい
✅「価格のわりに美味しいウイスキー」
- この価格にしては味は十分満足。毎日飲みたい一本
🥃『サントリーウイスキーRED』
✅「甘さとコクがある」
- ほのかにナッツやキャラメルのような優しい甘さを感じる
- ハイボールにするとアルコール感もなくなり、すっきりして飲みやすい
✅「日常飲みに最適」
- とにかくコスパがいい。大容量もあるし、ハイボールにするとスッキリ飲めて、どんな食事にも合うので日常飲みに最適
Naokiの正直レビュー🥃
実際に『WHITE』『RED』の2銘柄を飲んでみました🥃
飲み方は、「ストレート」「ハイボール」の2パターンとなっています。

『サントリーWHITE』
グラスに顔を近づけた時の香りは控えめ。
味わいも薄いかと思いきや、フルーティな甘さとまろやかなコクで結構飲みやすいです。同じサントリーの「角瓶」に近い印象です。安くて、ストレートの味わいがこのレベルなら満足度は高いですね。
『サントリーRED』
WHITEと同様に香りは控えめ。
味わいは、REDは穀物由来の優しい甘さといった感じ。余韻は短くスッと消える印象。WHITEに比べて、薄くすっきりした味ですね。その分だけややアルコールっぽさを感じます。

『サントリーWHITE』
炭酸で割ると、甘く爽やかな香りがたちます!
少しだけ酸味を感じるので、リンゴのようなフレッシュな果物といった印象。味わいはすっきり軽やかな味。優しい甘さも感じ、非常に飲みやすい一杯です。
『サントリーRED』
REDも甘い香りがたちます。
WHITEのフルーティさと違い、バニラっぽい優しい香りです。味わいはこちらもすっきり。余韻のキレも早いので、WHITEよりもさらに軽い印象です。
飲んでみた印象を「味わいチャート」で可視化!!
『WHITE』『RED』を実際に飲んでみた上で、
味わいなどの評価を★1~5段階にして可視化しました!!
項目 | WHITE(★〜★★★★★) | RED(★〜★★★★★) |
---|---|---|
甘み 〔バニラ、ハチミツ、フルーツ系の甘さ〕 | ★★☆☆☆ ・フルーティで爽やかな甘さ | ★★☆☆☆ ・穀物由来の優しい甘さ |
スモーキー感 〔ピート香、土っぽさ、海っぽさ〕 | ★☆☆☆☆ ・ほぼ感じられない | ★☆☆☆☆ ・ほぼ感じられない |
香りの強さ 〔樽香、果実香、穀物香〕 | ★★☆☆☆ ・りんごのような香り | ★★☆☆☆ ・穀物系やバニラの香り |
ボディ感 〔飲みごたえ、コクの強さ〕 | ★★☆☆☆ ・まろやかな口当たり | ★☆☆☆☆ ・ライトですっきり |
余韻の長さ 〔飲んだ後に残る香りや味わい〕 | ★☆☆☆☆ ・短くキレが早い | ★☆☆☆☆ ・短くキレが早い |
🔰初心者へのおすすめ度 | ★★★☆☆ ・フルーティな甘さ ・ハイボールにすると爽やかさ◎ | ★★☆☆☆ ・クセが少なく飲みやすい ・ややアルコール感がある |
Naokiの総合評価 | ★★☆☆☆ ・香りは控えめだが、味わいは甘さが心地よく飲みやすい ・「角瓶」の下位互換といった印象 ・この価格にしては満足度が高いよくできたウイスキー | ★★☆☆☆ ・優しい甘さですっきり飲める ・クセが無く、食事シーンには合わせやすい ・とにかく低価格なところは◎ |
フルーティで軽やかな『WHITE』は飲みやすく初心者の方にもおすすめ!!
また、僕としては「角瓶」に近い印象を受けたので、「角瓶」が好きで、より安価に飲みたいという方にもおすすめかと思います。
『RED』はそのクセのなさ、味わいの軽さゆえに若干のアルコール感を感じます。
しかしハイボールにしてしまえばアルコール感も消えますし、すっきりと飲める日常酒にはもってこいです!
『WHITE』『RED』の関連銘柄
🥃 サントリーウイスキー角瓶
- 分類:ブレンデッドウイスキー
- アルコール度数:40%
- 容量:700ml
- 価格帯:約1,910円前後(税別)
- 特徴:
- 言わずと知れた国内売上No1ウイスキー
- しっかりとしたモルト香と、爽やかでフルーティな甘さも感じられる
- 甘み、フルーティさ、酸味など、バランスのとれた完成度の高い一本
- おすすめの飲み方:角瓶といえばハイボール!甘さと爽やかさで飲みやすい!
🥃 サントリーオールド
- 分類:ブレンデッドウイスキー
- アルコール度数:43%
- 容量:700ml
- 価格帯:約2,250円前後(税別)
- 特徴:
- 丸いボトルが特徴。「だるま」や「たぬき」「黒丸」などの愛称で呼ばれる
- バニラやキャラメル、熟成フルーツの香りが豊かで、華やかさと甘さを兼ね備えたバランスの良い味わい
- 上品な甘さがしっかり感じられ、余韻も華やかで、口当たりも優しい
- おすすめの飲み方:ロックや水割りにすると、本来の華やかさと甘さを楽しめます
🥃 サントリースペシャルリザーブ
- 分類:ブレンデッドウイスキー
- アルコール度数:40%
- 容量:700ml
- 価格帯:約3,000円前後(税別)
- 特徴:
- 白州モルトをキーモルトとして使用した贅沢な一本
- リンゴのようなフルーティさと、上品で甘くクリーミーな口当たり
- 香り、味わいともにバランスのとれた上質なジャパニーズウイスキー
- おすすめの飲み方:ストレート、ロックで白州モルトの爽やかさと甘みをそのまま楽しむのも◎ハイボールにすると華やかさがさらにアップ!!
まとめ
以上、今回はサントリーウイスキー『WHITE』と『RED』についてまとめさせていただきました。
どちらも手軽に楽しめる晩酌ウイスキーの優秀な選択肢です。
なぜなら、価格帯は同じでも、それぞれに異なる個性と飲み心地があるから。『WHITE』はまろやかでやさしく、『RED』はすっきりとキレのある味わい。
また、ストレートでじっくり、ハイボールで気軽にと、シーンに合わせて飲み方を変えても楽しめます。
今夜はどちらの一杯を選びますか?気分に寄り添う“兄弟ウイスキー”が、あなたの夜にそっと彩りを添えてくれるはずです。
気なった方は、ぜひ買って飲んでみて下さいね♪♪
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!!